カロリーの基礎知識

 

まずは「カロリー」について少しお話しすることにします。カロリーとは、食べ物や運動の熱量などを指すエネルギーの単位のことでで、普段よく使われる1kcal(キロカロリー)とは1Kgの水の温度を1℃上昇させるのに必要な熱量のことを意味しています。

 

このカロリーの概念には大きく2種類あり、それは食べ物によって体内に入る摂取カロリーと、生命維持のためや運動などにより消費される消費カロリーとなっています。食べ物の中でカロリーを持っているのは「炭水化物」、「たんぱく質」、「脂肪」の3つであり、ビタミンやカルシウム、ミネラルなどにカロリーは含まれていません。

 

摂取カロリーのそれぞれのカロリーは、「炭水化物」が1グラムあたり4Kcal、「たんぱく質」も1グラムあたり4Kcal、「脂肪」は1グラムあたり9Kcalとなっており、従って炭水化物を1グラム摂取するのと脂肪を1グラム摂取するのでは体内に蓄積されるエネルギーが異なるというわけです。

 

摂取カロリーと消費カロリーの関係ですが、簡単にいえば、カロリー摂取量がカロリー消費量を上回った分が体に体脂肪として蓄積されて太るっていくことになります。こうして消費カロリーは生命維持のための基礎代謝や運動などによって消費されるエネルギーになりますが、この消費エネルギーの消費率は、だいたい基礎代謝が60%~70%で、運動その他が30%~40%となるのが一般的です。

 

もちろん生きている限り寝ている時でもカロリーは消費されていることになりますが、やはり問題となるのが、摂取量が消費量を上回った分が体に体脂肪として蓄積される点になってきます。